夏の終わりのケアと活性酸素について

ヒトは生きるために呼吸をしています。空気の21%は酸素です。そして1日に吸い込む酸素の量はおよそ500ℓほど。そのおよそ2%が活性酸素になると言われています。

私たちのカラダが酸化されるとどうなるのか。

活性酸素のターゲットとなるのは生体膜(細胞膜)です。

私たちのカラダは60~100兆個というとてつもない細胞から出来ており、その細胞のひとつひとつは細胞膜という膜に守られています。その細胞膜はリン脂質という油でできています。ですから活性酸素のターゲットとななりやすいのです。細胞を守る細胞膜が活性酸素に攻撃をされると細胞は死んでいきます。

活性酸素によって、脂質は酸化し、タンパク質は変性をして、動脈硬化や心疾患などの病気を引き起こします。体内の酵素は失活し、細胞やDNAは損傷し、免疫力が低下したり、記憶力が低下したり、ガンなど命にかかわる重大な病気のリスクを高めます。 

夏の間に浴びた紫外線による活性酸素も私たちのカラダに影響を及ぼします。

夏の終わりのこの時期にカラダのケアをしっかりとしておきましょう。

抗酸化力のある栄養素は、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール類など。“ビタミンACE”と覚えてくださいね。

▪️ビタミンA…人参、ピーマン、小松菜、ほうれん草など緑黄色野菜

▪️ビタミンC…レモン、アセロラ、グレープフルーツ、キウイなど果物

▪️ビタミンE…ナッツ類、うなぎ、アボカド、植物油など

▪️ポリフェノール類…ブドウ、ブルーベリー、赤ワイン、緑茶、など

そしてここがワンポイント!

抗酸化力のある「ビタミンE」は是非「ビタミンC」と一緒に摂りましょう!

オメガ3系ドレッシングにレモン汁を加えるとか、ね。

ビタミンEとビタミンCのサプリメントを一緒に摂るとか、ね。

少し難しい化学の話になりますが、「酸化還元反応」というのは「電子の受け渡し」によって起こる反応のことです。

「分子」の材料である「原子」は、「陽子(+)」と「電子(−)」と「中性子(±)」からできています。

「原子」の性質を決めるのは「陽子の数」であり、「電子」は「陽子」と同じ数だけあります。「中性子」は反発し合う陽子同士を結びつける役割をしています。

真ん中に「陽子と中性子のかたまり(これを原子核といいます)」があり、その周りを引き寄せられように「電子」が輪を描くようにいます(これを電子殻といいます)。電子殻の電子が不安定な時にポロっと飛び出してしまうことがあります。電子を失う(奪われる)のが「酸化」。その飛び出した電子を受け取ると「還元」です。

酸化と還元は同時に起こっています。

ですから抗酸化力があるというのは、ビタミンEは電子を提供することによって活性酸素を無害化させるのです。そして電子が不足したビタミンEに対しては、ビタミンCが電子を与えることによって、また再びビタミンEは抗酸化力を取り戻すわけです。

ですから、ビタミンEとビタミンCはセットで召し上がるようにするといいでしょう。

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